滝沢市保育協会よりお知らせ 一覧へ戻る【元村保育園】救命講習を受講しました2022-10-27元村保育園で、日本赤十字社の救命講習を受講し、気道異物の除去や心肺蘇生法、AEDなどの一次救命について学びました。講習では乳児と幼児の人形を使用して一次救命を実際に行うことができるので、胸部圧迫の力加減や回数などを体に感覚として覚えさせることができました。気道異物の除去たろちゃん(幼児モデル人形)がのどに何かを詰まらせた!異物を除去するため腹部突き上げ法を行っています。乳児は腹部突き上げ法はできないので、はなちゃん(乳児モデル人形)を使用して、背部叩打法と胸部突き上げ法を行いました。心肺蘇生心肺蘇生の実践の様子。胸部圧迫の際、たろちゃんの胸は、胸の厚みの1/3が十分に沈みこむ程度に圧迫するとカチッと音が鳴ります。両膝を開き、体をつかって強く圧迫しないとカチッと音はしません。胸部圧迫30回に人工呼吸2回。これを救急車がくるまでの約10分間続けるとしたら、一人では体力がもたないかもしれません。除細動心肺蘇生の次はAEDを用いた除細動の一連です。たろちゃんは脱がせやすいチャック付きの服を着用していたのですが、実際は簡単に脱がせられる服を着用しているとも限らないですし、乳児となればなおさらです。そのようなときははさみで服を切って対応すると良いそうです。講習では教科書には載ってないことも学べます。いざというときのために協会の保育園では定期的に救命講習を受講しています。子どもの体は発育途上にあるため、対応方法が成人と異なり特別な対応が必要なうえに、乳児と幼児でも対応が異なります。繰り返し受講するとより技術が身につくのもそうですが、最新の対処法を学ぶこともできます。万が一がないことを願うばかりですが、子どもの命を預かる保育者としていざというときのために知識と技術を身に付けるよう活動していきたいと思います。協会内全園でAEDを備えています元村保育園で実際に備えられているAEDです。成人はもちろん小児にも対応しています。職員の目に付きやすく持ち出しやすい場所に設置されています。協会では10園全ての園でAEDを備えています。もし保育園付近で必要になった際は、遠慮なく駆け込んでください。